新ミサイル艦がロシア軍へ

掲載:2019年12月31日
作成:フォーキャストインターナショナル(FI)社
投稿:Derek Bisaccio FI社アナリスト
(この論評は米国人のアナリストが米国内に向けて出したブログです)

New Missile Boat Enters Russian Service
    December 31, 2019 – by Derek Bisaccio 

Russian Buyan missile boat Volgodonsk, pictured in 2015. – Anton Blinov/ Russian MoD
ロシアブーヤン型ミサイル艦ヴォルゴドンスク-アントン・ブリノフ/ロシア国防省

ロシア海軍は新しいミサイル艦を発注した。

12月29日に、イズベスチヤは、黒海艦隊がプロジェクト21631 ブヤン-Mミサイル艦であるイングーシを発注したと報告した。
このクラスの艦艇は沿岸防衛のために使用されるが、クラブ巡航ミサイルによって陸上攻撃任務を遂行する能力を有する。

黒海艦隊の記者会見によると、イングーシは12月23日に国による試験を終了した。
記者団は声明で次のように述べている。
「黒海での試験中に、乗組員は海上、空中、沿岸の目標に対して艦砲システムから射撃し、ミサイルシステムのサイロからカリブル巡航ミサイルのモックアップを試験発射した。」
テストには、推進システムとステアリングシステムのほか、補助機構、通信およびナビゲーション機器、および兵器の試験が含まれていたとTASS通信は報告している。
「テストの結果、艦艇の兵器の運用における問題は無かった。」ため、艦艇は軍務に着く準備ができていると表明された。

イングーシの他に、黒海艦隊は2019年に5つの新しい艦船と艦艇を受領した。
黒海艦隊の広報室は、来年、「2020年にはさらに16隻の戦闘艦と支援艦の引渡しが計画されており、これにより近代化された艦船等のシェアが70%に増加する」と述べた。(黒豆芝)