ロシアは、イランとの武器契約の議論を準備

掲載：2019年11月20日
作成：フォーキャストインターナショナル（FI）社
投稿：Derek Bisaccio　FI社アナリスト
(この論評は米国人のアナリストが米国内に向けて出したブログです）

Russia Ready to Discuss Arms Contracts with Iran
November 20 2019 – by Derek Bisaccio

ロシアは、イランとの武器契約の議論を準備

Russian Su-30SM fighter jet. Iran is said to be interested in acquiring the aircraft to update its Air Force.
ロシアのSu-30SM戦闘機。イランは空軍の近代化のためにこの航空機の調達に興味を示す。Source: Russian Ministry of Defense

ロシア政府は異端と武器販売に関わる交渉プロセスの準備段階にある。

ドバイ航空ショーで、ロシア連邦軍事技術協力局のドミトリー・シュガエフ局長は、次のように述べた。「ロシア側は、プロジェクトの現実的な実行が国際的な規制が解除された後にのみ開始されることを条件に、この分野でイランとの協力を議論する準備ができている。」
彼は、イランは戦闘機、ヘリコプター、戦車、海軍艦艇、沿岸ミサイル部隊、航空機エンジン、装甲車、潜水艦、および既存の機器を修理するための補用部品など、さまざまな機器に関心があると言及した。

ロシアの報道機関は以前、イランはロシアからの軍事装備の購入に最大80億ドルをかける可能性があることを示した。しかし、現在、イランが直面している経済的課題である米国の核協定からの離脱に伴う再度の制裁という決定にからすると、、イランが一度にそのような大量購入を行うかは定かではない。
現在、イランは国際的な武器禁輸措置を受けている。禁輸措置は、イラン政府がそのイランの核計画に関して2015年に世界大国との合意の下で2020年10月まで続く。

今月初め、イランのハッサン・ルーハニ大統領は、来年の禁輸措置の終了を「大きな政治的成功」と告げた。
禁輸措置のため、イランはほとんどの軍事システムを輸入することができず、自国の防衛産業に依存して軍の即応態勢を維持することを余儀なくされた。－それは、産業が成功裏に納めるために苦労しているものである。
一部のシステムは武器禁輸措置の対象ではない。
2015年に、ロシアは、S-300地対空ミサイルのイランへの販売に関する片務的な留保を解除し、その後、国際的な禁輸措置に含まれていないシステムに関するイラン政府との取引を締結した。
さらに、シュガイエ局長は、非致死的な機器がイランに販売されたことに言及した。
彼が語ったところによると、「我々は、修理および診断機器、無線監視ツール、無線偵察システム、およびその他の種類の非攻撃兵器の提供に関して国連の制裁に該当しない契約を引き続き履行している。」

一旦、禁輸措置が解除されると、ロシアはイランとの武器取引を手にする理想的な立場になるのである。イランはまた、軍事用ハードウェアの供給のために中国に依存する可能性がある。(黒豆芝)