イタリアがテンペスト戦闘機プロジェクトに参加する趣意書に署名

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掲載:2019年9月11日
作成:フォーキャストインターナショナル(FI)社
投稿:Daniel Darling FI社アナリスト
(この論評は米国人のアナリストが米国内に向けて出したブログです)

Italy Signs Statement of Intent to Participate in Tempest Fighter Project  September 11, 2019 – by Daniel Darling
イタリアがテンペスト戦闘機プロジェクトに参加する趣意書に署名

英国のテンペストの次世代戦闘機プロジェクトは、9月10日のイタリアと英国間の趣意書の署名に続いて、別のパートナーをも獲得しつつある。

イギリス国防装備・支援オフィス(DE&S)のサイモン・ボローム本部長とイタリア国防長官ニコロ・ファルサペルナ少将によって結ばれたSOI(趣意書)は、9月11日にイギリス国防省によって、戦闘航空能力の関係の発展に協力するための両国間の広範な誓約の枠組みとなっている。
これまで両国は、パナビアトルネードおよびユーロファイタータイフーンプログラム、および米国主導のF-35プログラムを通じて、戦闘機の開発とサポートに協力してきている。
フランス、ドイツ、スペインが次世代の有人戦闘機(NGF)を含むフューチャーコンバットエアシステム(FCAS)を構築するため彼らの独自の努力を共有しているように、その枠組みは、英国とイタリア間で航空宇宙技術の共有を行うものである。

イギリスのテンペスト戦闘機のコンセプトには、2040年代までに英国が空軍(RAF)のユーロファイタータイフーン戦闘機の最終的な更新のために考えている双発、デルタ翼、低視認性戦闘機が含まれている。

このイニシアチブは、国防装備・支援オフィス(DE&S)やイギリス空軍の「ラピッド・ケイパビリティ・オフィス」などの政府機関と連携した「チームテンペスト」業界コンソーシアムによって主導されている。
産業パートナーには、BAEシステムズ社、ロールス・ロイス社、レオナルド社の英国支社、およびミサイル製造業者のMBDAが含まれている。
現在イタリアが関与して、レオナルド社は、ヴィオ エアロ社やエレクトロニカ社などの他のイタリア企業を牽引し、産業部門の全勢力をこの問題に取り組もうとしている。

スウェーデンは、7月に覚書(MoU)に署名し、チームテンペストの国際パートナーとして参加した。
イタリアのように、イギリスは、戦闘機でスウェーデンと協力した経験があり、BAE(ブリティッシュ・エアロスペースとしての前身)は、サーブ社のグリペン戦闘機の初期バージョンの生産と販売を支援した。
スウェーデンは、そのパートナーシップを、少なくとも当初は、サーブ社の生産チェーンであるグリペンEの最新の戦闘機の性能をサポートし、成長させる最先端の技術研究に参加する機会と見ている。

これまでのところ、スウェーデンは公式にテンペストプログラムに参加していないが、代わりにテンペストを含むより広範な英国戦闘航空戦略(CAS)に協力している。
テンペストへの完全参加に関する国としての決定は、2020年の第3四半期に行われる予定である。

チームテンペスト統合プログラムオフィスは、2025年までに新しい設計の開発を先導している。この設計および開発フェーズは、英国政府の資金の20億ポンド(26億ドル)によって保障されている。

しかし、国際的なパートナーに参加することは、技術的なノウハウと識見を加えると同時に、全体的な開発コストを負担するのに役立ちます。
さらに重要なことは、その航空機に、戦闘機プログラムの生産段階でスケールメリットをもたらすのに役立つ可能性のあるバイヤーを得られる事である。(黒豆芝)