海兵隊は無人航空機システムに関する情報を求める。

掲載:2020年5月28日
作成:フォーキャストインターナショナル(FI)社
投稿:Shaun McDougall FI社アナリスト(この論評は米国人のアナリストが米国内に向けて出したブログです)

Marine Corps Seeks Information on Counter-Unmanned Aircraft Systems
May 28, 2020 – by Shaun McDougall

機動部隊防護のためのC-UASコンセプト– DARPA

米国海兵隊は、対無人航空機システム(C-UAS)の情報要求を発出した。
RFIは、海兵隊が6から10のシステムを調達できるとしている。

そのシステムには、無人航空機を検知および分類し、電子戦及びUAS / UAVを確実に識別するための方向探知システムが利用できる航空捜索システムが含まれるものとしている。C-UASオペレーターがターゲットを視覚的に識別するために使用するには、電気光学および赤外線カメラまたは同様のテクノロジーも含まれていなければならない。

システムは、電子戦対策等を実施する対象のUAS / UAVに十分な距離に接近するために、地上の要撃管制(GCI)オペレーターを通じてUAS / UAVを要撃できなければならない。
そのシステムは、UASとその運用者の間の無線リンクを妨害する機能などの対策を展開するものとなる。
他にも、ネット攻撃、レーザー又はその他の指向性エネルギー技術を使用したUASの無効化又は破壊、発射体の使用など、さまざまな要撃オプションがある。
システムは一人のオペレーターによって管制することとなる。

C-UASの需要は、武装勢力が攻撃用の無人偵察機に改造できるローエンドの既製のシステム等の国家と非国家の両方による無人航空機システムの急激な増加によって推進されているところである。C-UASテクノロジーを利用する方法は多数あるのだ。
たとえば、システムを戦場に配備して、移動中の兵士を防護したり、軍事基地やその他の駐留している標的の周囲に展開したりできる。
海兵隊は、システムが地上ベースの据え置き型、移動型、または車載型であるかどうかに関する情報を求めている。(黒豆芝)