オーストラリア空軍に最初の“loyal Wingman” (無人の「忠実な僚機」)プロトタイプ納入。
日本でも防衛装備庁の将来の戦闘機に関する研究開発ビジョンに、無人機とコラボレーションする戦闘機i3FIGHTERのコンセプトが出ていますが、ボーイング社はオーストラリアでプロトタイプ機まで作り上げています。今後、飛行試験を積み重ね、技術実証が進みます。Five Eyesのオーストラリアは国土と空は広いから出来ることでしょうか?
By Brad Lendon, CNN
May 5, 2020
https://edition.cnn.com/2020/05/05/asia/australia-loyal-wingman-drone-intl-hnk/index.html
ボーイング ・オーストラリア社が、将来、有人戦闘機の僚機として人工知能 (AI) により飛行する無人ジェット機の試作機をオーストラリア空軍に納入した。
ボーイング社のウェブサイトによれば、全長38フィート(11.5メートル)、航続距離2,000マイル(3,218.6キロメートル)の、この“loyal Wingman” は、「人工知能を使って他の航空機との間の安全な距離を維持しながら独立して飛行したり、有人航空機を支援したりできる」としている。この無人機は電子戦のほか、情報収集、偵察、監視といった任務にも対応し、これらの任務を迅速に入れ替えることができるという。
ボーイングは声明で、「オーストラリアで50年以上かけて設計、設計、製造した」初の航空機でもあるとも述べた。
ボーイングはこのプロジェクトについて、具体的な数字は挙げていないが、無人航空機に対する米国外での投資としては最大規模だとし、「エアパワーチーミングシステム」の構成品として輸出向けにカスタマイズ可能だとしている。
ボーイングとRAAFの声明によると、今年中に初飛行する見通し。