米陸軍のミッション・コマンドへのアプローチを再活性化する – Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command - その3
米陸軍のミッション・コマンドへのアプローチを再活性化する – Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command - その2に続いて、結論を含んだその3を紹介する。
この記事では、ミッション・コマンドを米陸軍全体として獲得するために必要な7つの原則を訓練で米陸軍の将兵に如何に獲得させていくかの訓練について述べているものである。またそれら7つの原則の内、執筆者らが難しいと思われる、ミッション・オーダー、指揮官の意図、規律ある主導性について、訓練で培っていくためのヒントとなる事柄を具体例を挙げてその考え方を述べているものである。
根底には、米陸軍の創設期から有していた米陸軍の持つ他の国の陸軍種に比して優位でなければならないとする精神を感じ取ることのできる論考である。
以下、9‐10月号の内容である。
Training for Mission Command (Part 3)ミッション・コマンドのための訓練
September-October, 2019 Military Review
Gen. Stephen J. Townsend, U.S. Army[1]
Maj. Gen. Douglas C. Crissman, U.S. Army[2]
Col. Jason C. Slider, U.S. Army[3]
Col. Keith Nightingale, U.S. Army, Retired[4]
今夜あなたがフランスのどこに上陸したとしても、サントメールエグリーズの町に行進しよう。そこで一緒に人々を解放し町の最も高い建物にこの旗を掲げよう!
第505空挺歩兵連隊第3大隊大隊長Edward Krause米陸軍中佐
致死部隊を構築し、すべての兵士に規律ある主導性を浸透させることは、米陸軍の即応性と勝利する米陸軍を率いるための必須のものである。我々が今年のDディの75周年を認識しているように、1944年6月6日のドイツ軍戦線の背後への空挺作戦は、規律ある主導性の必要性の1つの素晴らしい例である。第505空挺歩兵連隊第3大隊の指揮官、Edward “Cannonball” Krause米陸軍中佐は、各中隊が達成する必要のある割り当てられたタスクを有していることを知っていたが、フランスへの降下は混沌とし、どんな計画でも、慎重に書かれたり、リハーサルされたりすることなく、敵との接触の最初の犠牲者になるであろうことも承知していた。したがって、彼らの降下前に落下傘兵に彼の意図を与えると、Krauseは単に彼らが降下地点または計画された地上での提携を逃した場合、彼らは彼らの最初の目標であるサントメールエグリーズで彼に会うための彼ら独自の方法を探すことを伝えた。Krauseの意図は、大隊のすべての兵士にとって明確で、簡潔で、記憶に残るものであった。下位の意思決定と主導性を許しただけでなく、それを要求した。彼の大隊に割り当てられたすべてのタスクの中で、Krauseは彼の隊員のための単一の決定的な場所と彼らが勝つためにしなければならない一つのことを特定した。
戦闘でこの方法で作戦できるリーダー、兵士、部隊を育成するには、毎日ミッション・コマンドのための生活と訓練が求められる。ミッション・コマンドの訓練の目的は、チームのメンバー全員に規律ある主導性を浸透させ、権限を与えることである。
一旦対抗する部隊が暴力的な武力戦闘に加わると、ミッション・コマンドは確信を持てなくなる。したがって、米陸軍の指揮・統制のアプローチでは、状況に適した下位の意思決定と主導性の権限を与え促進するために、指揮官の意図を使用している。ほぼ対等な敵対者と戦うときに、作戦上の主導性を奪い、保持し、活用するための十分に柔軟で迅速な意思決定を提供する指揮・統制への唯一のアプローチである。
他の戦士のタスクや戦闘訓練と同様に、兵士と部隊は、ミッション・コマンドを使用して戦う準備ができるように、戦闘の発生に先立って、数か月、さらには数年間訓練して実践しなければならない。生きたミッション・オーダーと指揮官の意図によって、リーダーは下位に意思決定の権限を与え主導性と分権した実行を推奨するためのすべての機会を掌握する。ミッション・コマンド下では、あらゆる指揮階層レベルでの部下リーダーの主導性が許可されているだけでなく、それが求められるのである。敵部隊が対応できない作戦のテンポを達成しそして維持するために、十分に訓練された兵士は、展開する事象の計画が適用されなくなったとき、予期しない機会が現れたとき、または 迅速な適応を必要とする新しい脅威が現れたとき、命令がなくそしてリーダーの継続的な対話ない中で決定的に行動する必要がある。
Training for Mission Command-ミッション・コマンドのための訓練
ミッション・コマンドについての訓練は、指揮官が明確で測定可能な基準を確立することから始まることになる。基準は、ミッション・コマンドと規律ある主導性の文化を可能にする戦時中の主要なタスクにおいて兵士の有能さを育成するための基本的な構成要素である。訓練中に戦時のタスクで有能さを発揮するようになる兵士達は、戦闘で彼らの職務を行うことに信頼を置ける。ただし、兵士が訓練中に個々にまたはチームとしてタスクを1回実行したからといって、彼らがそのタスクに有能であることを意味するわけではない。リーダーは、ミッション・コマンドが要求する高度な有能さを達成するために、継続的に評価し、計画し、次第に厳しい訓練の繰り返しを無慈悲にも課さなければならない。リーダーの指針と存在が欠如する中で、基準、兵士の有能さは、駐屯地、戦闘訓練、および世界規模の作戦における信頼、規律、および意思決定の基礎となるものである。
部下の意思決定の習熟度を育成には、さまざまな駐屯地や戦術的な状況で頻繁かつ反復的な経験が求められる。良き指揮官はこれらの経験を提供し、部下が誤りを犯しても怒り出すことはしない。それどころか、リーダーは、駐屯地や訓練中の誤りから学ぶことが習熟度を高める効果的な方法であることを理解している。複数の反復を通じて、リーダーはさまざまな条件下で機能するものと機能しないものを学習する。リーダーは、学習を促進し、他のリーダーとその部下の間で相互信頼を築くために、それぞれの反復する中で指導し教えることになる。
ポジティブな経験とネガティブな経験の組み合わせにより、部下のリーダーは判断力を養い、決定的に行動し、彼ら自身内にリスクを受容するのに必要な自信を獲得することができる。リーダーと率いられる者の間の相互信頼の成長は、ミッション・コマンドアプローチの重要な目標である指揮官達の統制のレベルを削減することができる。
戦術的決心ゲームは、指揮系統の上下でリーダーの有能さ、意思決定の習熟度、相互信頼を構築する効果的な方法である。たとえば、大隊の指揮官は、さまざまな戦術的な挿話を描いた大きな地図版またはビデオディスプレイの周りにすべての小隊長を集めます。中隊長、米陸軍曹長、小隊軍曹も同様に出席する。次に、大隊長は、現在の指導的地位から一段階上に訓練することにより、小隊長を彼らが慣れ親しんだ地帯の外に故意に強制する。この方法論は、意図的に曖昧な戦術的なシナリオを中心としたリーダー同士の対話である。この場合、大隊長の訓練目標は、小隊のリーダーに規律ある主導性の演習実践の機会を提供することにより、命令がない場合の戦術的有能さと意思決定の習熟度を育成することである。ミッション・オーダーを手に入れ、指揮官の意図をしっかりと理解することで、それぞれの小隊長は、さまざまな地形で、多様な敵の設定に対して、異なったタスク組織での複数の戦術的挿話を通じて彼らの決心を行い、説明することで意思決定の経験を獲得する。
意思決定の結果と同僚の結果から学習するにつれて、能力が向上する。大隊長はまた、小隊長に各繰り返しから何を奪うべきかを明らかにし、そうすることで小隊長のそれぞれの将来の成功とミッション・コマンド哲学の適用を最大化する部隊の能力に投資する。このような戦術的決定ゲームは、ミッション・コマンドの考え方と、戦闘における規律ある主導性の理解を促進するための、簡単に再現可能な低コストの方法である。
Living by Mission Orders-ミッション・オーダーで生きる
戦場には、リーダーの意思決定を導く指導メモや方針文書はない。代わりに、部隊指導手順書(TLP)と軍事意思決定プロセス(MDMP)が5段落の野外命令の作成を通知する。多くの場合、命令は無線を介して口頭で、または単一の複製文書を伝令が伝えられなければならない。これらのミッション・オーダーは指示であるが、時間の経過や敵との接触はめったに残されることのない小事から開放される。
このシリーズの最初の記事で強調したように、米陸軍の戦闘訓練センターのリーダーとオブザーバー・統制者/訓練指導者は、旅団と大隊の作戦命令(OPORD)がしばしば長すぎ、余分な詳細を含んでおり、到着が遅すぎることに注目した[5]。さらに、記事で述べたように、オブザーバー・統制者/訓練指導者は、中隊長が大隊長の意図を部下と共有しないことが多いことを観察した。タイムリーなミッション・オーダーを適用することの失敗は、部下のリーダーの計画策定と準備時間から時間を奪い、任務についての共通の理解を最下位のレベルにまで徹底することを損ない、地上の状況によって計画が受け入れられない場合、部下のリーダーに混乱と不作為のリスクが生じることになる。
明確にすると、「ミッション・オーダー」は命令の形式ではない。むしろ、有能な部下と、部下の意思決定と仕事への主導性に対する信頼の文化を必要とする、書面の命令または口頭の命令に対する規律あるアプローチである。ミッション・オーダーは、部下のリーダーにそれを行う方法ではなく、何をすべきかを伝える簡潔で単純な指示である。ミッション・オーダーには、与えられた命令の明快さと、それに対する部下のリーダーの理解の両方を照合する簡単な確認が求められる。5人の中隊長のうち2人が任務、指揮官の意図、作戦の構想、必要な部隊タスクの理解をすぐに確認できない場合、それはおそらく良い命令ではない。
ミッション・オーダーによって生きることは、戦闘訓練センターや作戦中だけでなく、日々駐屯地で始まる。短く、簡潔で効果的なミッション・オーダーからの作戦は実践が必要である。頻繁にそして反復したミッション・コマンド訓練経験を提供するための簡単に繰り返えされ低コストのもう1つの方法は、毎日すべてについてミッション・オーダーを使用することである。たとえば、組織の1日の計画策定と実行、コマンドメンテナンスの実行、諸兵科連合の実弾演習の実行などに使用する。すべての部隊指導手順書(TLP)、軍事意思決定プロセス(MDMP)、作戦命令(OPORD)の成果物の繰り返しは、ミッション・コマンド文化の醸成につながる。作戦にさらなる統制を求める場合は、指揮官はミッション・オーダーの原則に違反することなく、バックブリーフ、リハーサル、およびインプロセスレビューを使用できる。任務または部隊のリスクが高い場合、ミッション・コマンドを行うリーダーは、部下のリーダーの意思決定および主導性に対する信頼を損なうことなく、リーダーの相互作用を増加させるために更なるインプロセスレビューまたはリハーサルを使用することができる。
Living by Commander’s Intent-指揮官の意図に従って生きる
指揮官の意図の目標は、チームのすべてのメンバーに規律ある主導性を浸透させ、権限を与えることである。それは、参謀ではなく指揮官による思慮深い行為である。指揮官の意図は、明確でシンプルで覚えやすい、作戦の幅広い目標または望ましい成果の簡潔な声明である。指揮官の意図を生み出すには練習が必要であり、作戦の構想に似てはならない。指揮官の意図は、組織と目的を結び付け、達成すべきことの理解の共有、行動を促す課題を提供する。
明確な指揮官の意図は、組織が成功するために特定の手順(整備規律や補給規律)を順守する必要がある場合でも、すべての文脈で部下の主導性の機会を提供する。リーダーは、ミッション・コマンドに完全に投資して、規定のポリシーレターを削減または排除し、文脈に関係なく、組織全体で正しい行動を促すようにする。これにより、信頼、チームワーク、および団結力が繁栄できる風土と文化が構築される。
訓練に集中するために、指揮官は特定の訓練事象のための指針と同様に年次訓練指針を提供する。それらは訓練目標に関して達成する必要のあることを説明し、部下のリーダーが自由に部隊の習熟度を評価し、目標を達成するために利用可能な訓練タスク、資源、および時間を優先させる。その指針は、ミッション・オーダーを通じて発行された指揮官の意図である。毎月の部隊現況報告と四半期ごとの訓練ブリーフは、下位部隊が指揮官の意図を達成している、またはそのためにリーダーとの対話の増加を求めることを指揮官の確認を提供する。どちらの場合でも、指揮官と指揮官間の対話は、リーダーとリーダーの間の相互信頼を保護しながら、部隊の即応性を整えるものである。
Instilling Disciplined Initiative-規律ある主導性の浸透
最高指揮官から最下層の個人までのすべての個人は、行動の不作為と機会の怠慢は、行われた行動の判断の誤りよりも厳しい非難を正当化することを常に覚えていなければならない。指揮官が彼自身の決心の健全性を判断する基準は、それがより高い指揮官の意図を促進するかどうかである。
米陸軍フィールドマニュアル100-5、野外行動準則:作戦1941年5月22日版[6]
「規律ある主導性」とは何であるか? 簡単に言えば、部下が命令に従って、それらの命令と計画がもはや自分の置かれている状況に合わなくなると気づくまで、その計画を遵守する規律を持っていることである。これは、敵が計画で予見できないことをした、新しくより深刻な脅威が出現した、または、敵が当初の計画の目標を上回る絶好の機会を提示したために起きることであり、それらは把握し活用しなければならない。その後、部下のリーダーは指揮官の意図を達成する方法で新しい状況に適合する行動を決定し、実行するために自分の主導性を使用する。
それは、一兵卒が大隊の任務に影響を与える決心を下す異常な状況下であるが、若い兵士やリーダーが新しい行動計画の必要性を見るのに十分前進することは珍しいことではない。たとえば、1983年にグレナダで行われたUrgent Fury作戦において、戦略任務の実行中に、部隊は、その任務を遂行するために必要な支援を調整するための通信なしで、重火力の下で切り離されたことが分かった。その後、あるリーダーが主導権を握った。他の選択肢が見つからなかったため、彼はクレジットカードを引き出し、まだ機能している電話からフォートブラッグまでの長距離電話をかけて、火力支援の要請を送った。火力支援は行われた![7]
戦争における霧、摩擦、そして奇襲の中で部隊の計画は変わるものである。これらの変更により、意思決定の場所が問題に最も近いリーダーに頻繁にシフトされる。戦闘で効果的であるために、良きリーダーはこれらの不確実な条件を故意に訓練に組み込むのである。これは、最も若いリーダーに反復訓練に集中させ、リーダーと部下の相互信頼関係に不可欠な優れた戦術的判断を開発することを意味する。計画が常に正しい場合、敵部隊の規模と場所が常に情報将校のテンプレートの場所である場合、または誰かが決心を求めたとき戦術的コミュニケーションを通じて上位の本部に簡単に到達できる場合、訓練中にリーダーに主導性を植え付けることは不可能である。武力紛争に固有の不確実性を取り入れていない訓練は、下位の意思決定と主導性に対する信頼の文化を構築するには至らない。我々の若きリーダーは、作戦が予測どおりに展開されない場合に、新しい行動計画の必要性を確認できる場所にいる可能性が最も高くなる。彼らはこれを実現するのに十分賢く、うまく機能する計画を考え出すのに十分賢く、より上位者とのコミュニケーションが取れなくても、実行する勇気と信頼を持たなければならない。
訓練に不確実性を注入する方法は、OPORDと実行中に部下が遭遇するものとの間に意図的に矛盾を作成することである。これらの違いは、規律ある主導性の機会を提供するだけでなく、任務達成のためにそれが求められる。これらの違いには、部隊のテンプレート化された目標から少し離れた敵部隊の再配置が含まれる。または、敵部隊が排除されたと報告された地域での戦術的移動中の待ち伏せと同じくらい簡単な場合もある。他のシナリオ注入は、ダウンしたパイロットの回復作戦などの新しく時間に敏感な任務で目標に向かうとき、または、隣接する境界を越えて対抗部隊(OPFOR)の本部を設置したが部隊が確実にそれを見つけるときに、任務を変更するのと同じくらい重要になる。また、主目標を単に未知のものより、部隊が主目標を獲得した後で発見可能な重要な目標への足がかりにするような複雑なものにすることもできる。最終目標が実際に必要なものについての手がかりを明らかにする気密性の高いサイトの利用と捕虜への質問を行う主導性を演練する。部下のリーダーは何を行うのか?割り当てられたタスクを続行するか、それともより多くのことを行う主導性があるか?
Conclusion:結論
「米陸軍の指揮・統制へのアプローチの再活性化」シリーズの記事を通じて、我々の意図は明確である。それは、我が米陸軍におけるミッション・コマンドについての会話と実践を再活性化することである。現在の課題にどのように到達したかを特定することから始め、米陸軍ドクトリンの出版物6-0「ミッション・コマンド:米陸軍部隊の指揮・統制」の更新(保留中)の向かっている方向について説明した[8]。その最初の記事に続いて、ミッション・コマンドでリードする方法を説明した2番目の記事を読みました[9]。この3番目の最終記事では、ミッション・コマンドの訓練は、即応性があり致命的な戦闘部隊を構築するために不可欠であると主張した。その最終目標を達成するために、すべてのレベルの米陸軍リーダーは、ミッション・コマンドの原則を適用し、それが繁栄できる部隊風土と文化を生み出すためにあらゆる機会を捉まえなければならない。
米陸軍が次の最初の戦いをいつどこで戦うかはわからない。その戦いの本質は、1776年のクリスマスのトレントンでのそれよりも確実ではない。また、1944年6月にドイツ軍戦線の背後に空挺降下したノルマンディーよりも混沌としているわけではない。我々は次の最初の戦いの形が急激に変化し、そして、複数のドメインでの少なくとも2人の戦闘員間の意志の継続的かつ暴力的な文脈になることを知っている。その戦いに勝つために、我が米陸軍は、敵部隊が合わせることのできない決心と行動のテンポと決定と作戦の強度を確立しなければならない。ミッション・コマンドアプローチは我々がそれを達成するのに役立つ。
ミッション・コマンドは、勝利する米陸軍を導く唯一の方法である。それがなければ、1776年以来我々にあった米兵の独創性、やろうとする態度、主導性、先入観といった戦略的優位性を失うことになる。ミッション・コマンドを再活性化するのは我々一人ひとりである。今日われわれがどのようにそれを導き、訓練するかは、明日どうやって戦って勝つかを形作ることになる。
ノート
[1] 米陸軍訓練ドクトリンコマンドの司令官であるStephen J. Townsend米陸軍大将は、6つの主要な戦闘作戦を支援するために中隊レベルから軍団レベルにおいて兵士を率いて従事した。彼の直近の任務は、統連合任務部隊指揮官-生来の決意作戦-第18空挺軍団の指揮官である。
[2] ミッション・コマンドCOEの責任者であるDouglas C. Crissman米陸軍少将は、イラク、アフガニスタン、およびシナイ半島での戦闘および平和維持活動を支援するために多国籍部隊、連合部隊、統合部隊、および陸軍部隊においての兵士を率いて従事した。
[3] 米アメリカ軍司令官の次の執行将校であるJason C. Slider米陸軍大佐は、中隊レベルから旅団レベルで兵を率いて、アフリカの角、アフガニスタン、フィリピンで戦闘作戦の支援と治安部隊支援任務に従事した。
[4] Keith Nightingale退役米陸軍大佐は、ベトナム、イーグル・クロー作戦(イラン)、およびアージェント・フューリー作戦(グレナダ)で中隊レベルから旅団レベルで兵士を率いて従事した戦闘のベテランである。ラテンアメリカの米国防総省の省庁間薬物対策タスクフォースを管理し、統合特殊作戦司令部の創設メンバーである。
[5] Stephen J. Townsend, Douglas Crissman, and Kelly McCoy, “Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command: It’s Okay to Run with Scissors (Part 1),” Military Review 99, no. 3 (May-June 2019): 4–9.
[6] Field Manual 100-5, Field Service Regulations: Operations (Washington, DC: U.S. Government Printing Office, 22 May 1941), 24, accessed 25 June 2019, http://cdm16040.contentdm.oclc.org/cdm/ref/collection/p4013coll9/id/24.
[7] Edgar F. Raines Jr., The Rucksack War: U.S. Army Operational Logistics in Grenada, 1983 (Washington, DC: Center of Military History, 2010), 247 and 335, accessed 25 June 2019, https://history.army.mil/html/books/055/55-2-1/CMH_Pub_55-2-1.pdf.
[8] Townsend, Crissman, and McCoy, “Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command”; Army Doctrine Publication 6-0, Mission Command: Command and Control of Army Forces (Washington, DC: U.S. Government Publishing Office, forthcoming).
[9] Stephen J. Townsend, Gary Brito, Douglas Crissman, and Kelly McCoy, “Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command: Leading by Mission Command (Part 2),” Military Review 99, no. 4 ( July-August 2019): 6–12.