2020年4月30日 / 最終更新日時 : 2020年6月5日 軍治 用兵思想 撃破(敗北)を定義する – Defining Defeat – 疫病とたたかうことが戦争という表現が一国の指導者が使用することには、軍事に関わったものにとっては、違和感を覚えるところであろうが、ここでは、この是非を論ずることは憚られるところではある。 さて、さまざまな変化が国家にとっ […]
2020年4月3日 / 最終更新日時 : 2020年6月5日 軍治 用兵思想 サイバースペースにおけるOODAループ:新たなサイバー防衛モデル 2020年3月26日の「OODAループとハーフ・ビート」では、OODAとは何かを感覚的に理解することを助ける論文を紹介した。戦いに勝つことをOODAループを用いて言うと、相手のOODAループ内に入ることであるとするものだ […]
2020年3月26日 / 最終更新日時 : 2020年6月5日 軍治 用兵思想 OODAループとハーフ・ビート 米国では、2021米会計年度の議論を通して米国の軍事力の在り方が論じられている。この議論は2018年の米国防戦略の具体化に向けたものである。米国防総省の予算要求文書を見ると、近年は、米国が競争関係にあると認識する中国やロ […]
2020年3月3日 / 最終更新日時 : 2020年6月5日 軍治 用兵思想 知的な強み(インテレクチャル・エッジ):将来の戦争と戦略的競争における競争上の優位性 米軍をはじめとする西側の軍事力が、ロシアや中国に比べて相対的に低下してきたと言われて久しい。この背景には、米国が冷戦の崩壊以降、イラクやアフガニスタンといった戦争に焦点を置き、大国との戦争を想定した準備を国家予算だけでな […]
2020年1月24日 / 最終更新日時 : 2020年1月28日 軍治 用兵思想 21世紀の戦場における情報の意義~米陸軍の7番目の機能としての地位を提案~ 米国の統合参謀本部主管の機関誌であるJoint Force Quarterly 89号、2018年4月11日付の記事「Introducing Information as a Joint Function」の冒頭に、「2 […]
2019年12月24日 / 最終更新日時 : 2019年12月24日 黒豆芝 用兵思想 モザイク戦争について 今年の6月にCNASのレポート「なぜアメリカは新しい戦争の道を必要としているのか」[1]を紹介しました。 この中では、「国防総省の2018年国防戦略[2]は、アメリカの上位2つの競争相手であるロシアと中国を打ち負かすため […]
2019年11月22日 / 最終更新日時 : 2020年5月15日 軍治 用兵思想 マルチドメイン作戦の基盤を探る – Exploring the Foundation of Multi-Domain Operations – 米陸軍が新たな戦いのコンセプトとして打ち出しているマルチドメイン作戦は、米国の戦略文書体系から見た場合どのような位置づけになるのであろうか?「作戦:Operation」という用語が使われているゆえにこれまでの米陸軍内のド […]
2019年11月11日 / 最終更新日時 : 2019年11月11日 軍治 用兵思想 米陸軍歩兵小銃分隊の再考- Rethinking the US Army Infantry Rifle Squad – 米陸軍における戦いのコンセプトの議論が深まる中で、第一線での戦いはどうなっていくのだろうか? マルチドメイン・オペレーションは科学技術の進展に伴った戦略環境や作戦環境の変化がもたらした一つの結果とみてよいだろう。 第一線 […]
2019年11月1日 / 最終更新日時 : 2019年11月1日 軍治 用兵思想 米陸軍歩兵小銃部隊の再考- Rethinking the US Army Infantry Rifle Squad – 米陸軍における戦いのコンセプトの議論が深まる中で、第一線での戦いはどうなっていくのだろうか? マルチドメイン・オペレーションは科学技術の進展に伴った戦略環境や作戦環境の変化がもたらした一つの結果とみてよいだろう。 第一線 […]
2019年10月18日 / 最終更新日時 : 2019年10月18日 軍治 用兵思想 米陸軍のミッション・コマンドへのアプローチを再活性化する – Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command - その3 米陸軍のミッション・コマンドへのアプローチを再活性化する – Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command - その2に続いて、結論を含んだその3を紹介する。 […]
2019年10月17日 / 最終更新日時 : 2019年10月18日 軍治 用兵思想 米陸軍のミッション・コマンドへのアプローチを再活性化する – Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command - その2 米陸軍のミッション・コマンドへのアプローチを再活性化する – Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command - その1に続いて、その2を紹介する。 その2では […]
2019年10月16日 / 最終更新日時 : 2019年10月18日 軍治 用兵思想 米陸軍のミッション・コマンドへのアプローチを再活性化する – Reinvigorating the Army’s Approach to Mission Command - その1 用兵思想に関して関心の高い人たちは、「ミッション・コマンド」という指揮・統制に関わるある一つの形態に関心を持っているといわれる。 ドイツ・プロイセン陸軍の「Auftragstaktik」が起源といわれることもあるこの指揮 […]
2019年6月22日 / 最終更新日時 : 2019年6月23日 黒豆芝 用兵思想 CNASのレポート「なぜアメリカは新しい戦争の道を必要としているのか」から 米国には安全保障に関する多くのシンクタンクが存在し、政府の安全保障政策に様々な提言をしてますが、オバマ政権下で国防次官(政策担当)と国防次官補(東アジア・太平洋担当)に就任したフルールノアとキャンベルが設立した新アメリカ […]
2019年4月5日 / 最終更新日時 : 2019年4月5日 軍治 用兵思想 ミッション・コマンドへの道 用兵思想にかかわる内容として軍の指揮及び統制にかかわるものがある。指揮及び統制にかかわる問題は、指揮官の立っている位置から見渡たせる範囲で将兵を動かすような時代から、科学・技術の進展に伴って、指揮官とその指揮官の指揮下に […]
2019年3月11日 / 最終更新日時 : 2019年3月11日 軍治 用兵思想 作戦術の起源-Operational Art’s Origins- 作戦術を再び取り上げた。作戦術の歴史は、米陸軍のミリタリー・レビューの2018年の論文であったが、ここでは、1997年の論文「作戦術の起源」を取り上げた。 作戦術の起源が、19世紀末から20世紀初期における戦争における各 […]